ピアノの鍵盤の縁取りの図を押せるスタンプを作りました。各種3DP設計投稿サイトに投稿しています。

概要
Printables とThingiverse に投稿しました。
まだ譜面がすらすらとは読めないもので、こういうのがあるといいかなと作ってみました。もちろん既成品もあって、500円のゴム印から、インク内蔵のは2000円くらいの価格でした。3DPなら大幅に安く手に入りますね。
印影をご覧いただくと、黒鍵の位置が本当の鍵盤と同じようになっています。というのは、ピアノの図ではしばしば白鍵の間の真ん中に黒鍵が描かれてしまっていることが多いのですけど、本物は黒鍵がない方に向かって少し広がるように配置されているんです。わたしのはミニ鍵盤をスキャナーで挟んで取ったスキャンを土台に、本当の比率で配置してあるのです。
制作について

はじめは持ち手をつけた形にしたかったのですけど、直方体に落ち着きました。持ち手がないほうが全体に力をかけやすくて、パーツ数も減らせて、背中に印影の刻印もできました。
フタは地味ですけど、しまっておくのに欠かせません。CADでなくBlenderでいい感じの隙間に設計して、パチっと脱着できるようにしてます。
印刷するときは「アイロン」の設定を有効にして、出力後細かい紙やすりを平らなとこに置いて整えると問題なく使えるハンコができます。
使ってみて、まとめ
これを使ってコード表をつけてみました。でもこれだけでは鍵の音の名前がすぐにわからなくて、思ったより読めません。押す鍵かCだけでもアルファベットをふっておくといいです。そもそも、譜面を読めるように務めるのが近道な気がしてきました。
スタンプとフタの土台はいいものができたので、他にも使えそうです。金のスタンプで名刺を装飾したり、既成品で見ないような大型のスタンプを作ったりしましょう。