3Dプリントアイテム、ペンの出し入れ機構のあるiPadの台の紹介。
こんなの作りました
これはiPadに取り付けて、机に置いたとき画面を見ながらスクリーンキーボードをタップしやすい角度に保持する台です。ペンシルで作業するのにもいい。
昨年末頃に「サイバーデック」というのが流行ったのですがそれに影響されて、PCにはやっぱりシリコンカバーでも風呂のフタでもないハードなシェルが必要だーーというのが作成のきっかけだったように記憶してます。はじめはただ斜めに置くだけの台だったのが自分用にちょこちょこ変更を加えていって、この4月にApple Pencilの出し入れ機構を付けました。手の込んだ物になって世間様にお出しできるかな、ってことで紹介します。
各3Dプリントコミュで公開
各所で3Dプリント用のファイルを公開しました。iPad Pro9.7インチをお持ちの方はお試しください。
設計
設計の要点や自慢ポイント。
見た目
広い面には模様が入るように凹凸をつけて、ちょっとでも質感があるようにしてます。シルク調フィラメントで印刷するときらきらする。
機構
大きく分けて2つの動作部品があります。
バネ式クリップ
iPadを挟む片方の爪が別パーツで溝にはまっています。ここにバネまたは輪ゴムを取り付けて挟む力で保持と付け外しをします。
ペンの出し入れ機構
斜めの入り口からペンが奥まで入ると、バネとボタンに挟まれて真っ直ぐを向いて入り口に引っかかり止まる。ボタンを押してバネを押しのけペンを斜めにして排出。と、文章ではむずかしいのですがようするに上の紹介ビデオのように動きます。
3Dプリントに向いた単純な機構にできました。よほどの揺れや衝撃がなければペンが飛び出すこともありません。ボタンが押しやすい場所に配置できず押しづらいですが、ここはどうにもできなかった。細かいとこでは、板バネは積層で途切れない向きにしてます。
取り出しボタン
ボタンを斜めに印刷するのだけど、積層痕がいい感じに滑り止めみたいになります。
おわりに
9.7インチiPadは2016年の製品ですがOSサポートも続いていますし、ユーザーは少なくないはず。私のとこでも重用してます。このMODでさらに活躍年数が伸びたらいいじゃない。
参考と出典
「iPadのモデルを比較する」- apple.com
“2022 CYBERDECK CONTEST: PICKING THE BEST OF THE BEST” – HACKADAY